PCV-R(MEW-AV) POWER UP
PCV-R51/52/53(MEW-AV搭載機種)のPOWER UPを考える
R51から廉価版として使われ始めたMEW-AVはASUSのOEM専用マザーである。i810をチップセットとして使っており、一般的なMicroATXマザーとほぼ同じ構成である。しかし、i810を使用しているために、様々な機能制限があり、特にAGPが無いので、ビデオのPOWER UPがネックとなっている。
搭載されているMEW-AVはi810チップセットを使用したASUSのOEM専用マザーだ。ASUSには同じようにi810DC-100を使用しているMEW-AMというMicroATXマザーがあるが、まったくの別物だ。P2B-AEとP3B-1394のような物ではない。詳しくは、R52のREVIEWを参照してもらうとして、このマザーの特徴とPOWER UPポイントについて簡単に解説する。また、このマザーはJ10/11と共通で使われている。
機種 MB Rev BIOS OS R51 1.04 1001 Windows98 R52/J10 1.04 2001 Windows98SE R53/J11 1.04 3002 Windows98SE J12 1.04 4001 WindowsMe マザーボードはすべて同じようである。(知る限りでは)BIOSは一つずつあがっている。R53以降はサウンドチップがICH内蔵のAC97を使うようになった(CODECはYFM-752)以外は基本的に同じ物である。
チップセットにはi810が使われている。DISPLAY CACHEは実装されていないので、通常の810である。写真のように空きランドだ。R51/52/J10ではAU8810がSOUNDチップとして実装されていたが、倒産の影響かR53/J11からは、ICH(FW82801AA)のAC97(CODECチップにはヤマハYMF-752が使われている)を使用するようになっている。ご覧のようにAGPスロットはなく、ソケット370が使われている。
よって、一番の泣き所はビデオカードとなる。YANは個人的にはAGPがPCIより優れているとは思わないが、最新のビデオカードはPCI用しか無いのが現実だ。よって、数少ないPCIのビデオカードを選んで購入しなくてならないのだ。
段階別 POWER UP ! 0.BIOSのアップデート MEW-AVとBIOSのアップデート
1.メモリ/HDD/CPU/ビデオ 元に戻せる手軽なPOWER UPをする
2.マザーボード交換
MEW-AV搭載機はマザー交換することによってAGPが使えるようになるのが最大のメリットである。また、P3B-1394を使うことによって、R6*/7*と同等にすることも出来るのだ。
本来の機能に制限のあるマザーボード交換
P3B-1394を使ったマザーボード交換