MEW-AV BIOS

 BIOSの更新はとても危険な作業です。失敗すると起動できなくなる可能性があるからだ。ここのページではメーカーの想定以外のことまで書いてあるのでよく読んで理解できる方のみ自分の責任で行ってください。このページに書いてあることで機械が壊れてもYANはいっさいの責任をとりません。また、読んでもよくわからない人は実践しない方が無難です。



1.MEW-AVを考察する

 MBは共通だが、各機種によってハードが若干違う。また、BIOSのバージョンも違うのだ。

機種 MB Rev

SOUND
BIOS

UPDATER

FWH
OS
R51 1.04 AU8810 1001 1002a ソケットN82802AB Windows98
R52/J10 1.04 AU8810 2001 なし 直づけN82802AB Windows98SE
R53/J11 1.04 ICH/AC97 3002 4001 直づけN82802AB Windows98SE
J12 1.04 ICH/AC97 4001 なし 直づけN82802AB WindowsMe

 つまり、基盤のRevは一つだが、大きく3つの基盤が存在するのだ。


2.BIOSをアップデートする

 SONYのVCLで正規にアップデータがあがっているのは、上記の表にある、R51/53だけだ。この表からわかるように、MEW-AVでのBIOSで一番新しいのは4001である。基本的に全く同じであると考えられるR53/J11では問題ないが、R51/52のユーザーは、この4001を使えないのだ。この事実から、今回の4001はICH+YMF-752の組み合わせによるサウンド関連のMe対応のためのBIOSアップデートと考えられる。つまり、AU8810では、ドライバだけでMeに対応で良かったということになる。これらの機種の方は、VCLからダウンロードして指示どうりにアップデートできる。


3.危険な実験

 ここで、R51/52の方は、「4001は使えないのか?」と思うだろう。基本的に同じ基盤である。使いたいと思うのが人情である?上記表にあるように、サウンド関連が違うのだ。つまり、入れてもサウンドが使えないかもしれないのだ。個人的実験では、R51/52の基盤に4001を入れてみたが(2件の例)サウンドは使えている。やり方は簡単だ。ダウンロードしてhiddenファイルになっている4001.erpというファイルは40000H-7FFFFHまでの256KB分のバイナリ形式のファイルになっている。これをASUSのサイトにあるAFLASH.EXEで書き込むだけである。しかし、この時にDMI情報がクリアされてしまう可能性もあるので注意が必要だ。DMI情報がクリアされるとSONYアプリが使えなくなる。個人的実験では、DMI情報は20000H−からにかかれており(BIOSについての詳しい解説は別ページで)、通常の更新では影響を受けないのでそのまま書き込める。しかし、消える可能性がある(実際消えた人もいる)のでやらない方が無難だ。ASUSのFWHを使ったマザーはDMICFG.EXEなどのツールでは書き換えることができないので消えたら元に戻せないと思った方がよい。



 このページの交換・増設は、比較的簡単に出来ますが、メーカーの保証が受けられなくなる可能性があります。また、交換に関わって他の部品がこわれることも考えられます。ここの情報は個人的実験、交換、改造等の情報が含まれます。このページの情報をもとでの交換・改造は個人の責任において行ってください。

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