SONY VGC-RM50/70/90(Sony Desktop)
YAN's VAIO SITE - RM50/70/90 REVIEW - 2006.11.12
 キーボードやリモコンなど細かいものに関してはレビューしないできた。また、ソフト等についてもRCから基本的に変わっていないので、触れなかった。総評でも、ポイントを絞って、検証したことを報告する。

1.本体だけで使用できるか?

 この仕組みを見たときに思ったのは、アクセスユニットを接続せずに使うことができるか?ということである。アクセスユニットを接続しないことで、無くなる機能は、DVDなどのドライブ、マルチカードリーダー、PC CARDスロット、Bluetoothである。
 マルチカードリーダーやPC CARD、Bluetoothは、本体のUSBを利用することで代用することが可能である。DVDなどのドライブは、写真のように、BIOSでDisableになっている、USB CD/DVD Bootをenableにすることで解決する。リカバリDVDでブートを確認した。SONYチェックもないので、普通のUSBドライブが使える。

 上記のように、本体+USB CD/DVDドライブを使うことで、アクセスユニットレスで使用できる。電源的にもアクセスユニットに供給しないで済む分だけ余裕ができる。せっかくこのようなスタイルにしたのなら、アクセスユニットを色々な機能・形態のものを出し、組み合わせるようにしたらメリットも生まれていたかもしれない。

2.パフォーマンスは?

 マザーはINTEL製の専用で、TT965というものらしい。笑えるのは、DMIのマザー名が「TOKYOTOWER」となっていることだ。R masterのマザーは東京タワーという愛称らしい(笑)
 ベンチ等は、VAIOといえどただのP965+core2duoの組み合わせなので、改めてとる必要もないだろうと判断した。そこで、エンコード時間の比較のみ行った。
TMPGenc 4.0 DVgate
RM50(core2duo 1.86GHz)
3:48
1:55
RA73(PentiumD 3.2GHz)
4:14
2:34
RA71(Pentium4 3.8GHz)
5:34
2:30
 ソースには、DV codecのAVIファイル626Mのサイズのものを使用して、MPEG2への変換を行った。TMPencはVBRで・・・・・と細かい設定はどうでもよく、同じ設定において、最低クロックであるE6300にエンコードでは、Pentium4/Dはまったく歯がたたないという事実だけが重要だ。この辺を考えている人には、R masterを選択することは良いかもしれない。値段も3万円も下がったし、Vistaにすぐにしようと思っていないなら、選択肢となるかもしれない。ただ、VAIOらしさはRC72のレビューと同じで、ピクセラ製のアプリをやめて、DoVAIOに統合したりしないとダメであろう。Vistaが出てこの辺がどうなるか、少し様子見といった人もいるであろう。