SONY VGC-RM50/70/90(Sony Desktop Computer)
YAN's VAIO SITE - RM50/70/90 REVIEW - 2006.11.12

 第3世代Type Rは、セパレート筐体をもつ、masterと呼ばれる新シリーズに移行した。大きな変化は従来までのMicroATXをやめ、オリジナルのMicroBTXに変えたことであろう。また、どのような効果があるかわからないが、アクセスユニットと呼ばれるセパレート構造にしたことで、フルタワーなみの拡張性を手に入れたが、設置体積はフルタワーを上回ると思われる(笑)。それにしてもでかい。


 まずは、本体ユニット。前面の化粧パネル(?)を外すとまるでパワーアンプ(笑)BTX規格だと前面にFANが並ぶことになるので、これでドライブベイやカードスロットを前面に配置するととっても本体が大きくなったでしょう。よくかかれている隠しHDDベイはちょうどCPUヒートシンクの後ろに配置されるので、こんな所にHDDを入れる人はいないと思われる。素直に外付けにするだろう。本体中央のFANは、そのままビデオカード等までストレートに風を送れるようになっている。

 HDDはリムーバブルケースに入っており、簡単に脱着できるようになっている。写真のように4つのベイすべてに電源とSirialケーブルがすでにひかれている。

 リムーバブルケースはねじ4本で止まっており、ドライバを使う必要がある。中はゴムで固定されており、振動、静音ともにかなり考えられているようだ。実際、かなり静かである。RCで唯一うるさかったHDDに対処してきたのであろう。FAN等はなく、後ろは電源ユニットとなっている。放熱という点では電源のFANが廃熱をするようになっているのであろう。


 写真のようにHDDの後ろは電源ユニットがある。これで、HDDから来る風を電源FANで外に排出するようになっている。電源の上にあるのはB-CASスロット。ちょっと邪魔(笑)

 電源はおなじみDELTA製のDPS-450が使われている。トータル450Wで、12V系が340W。まあ、SLIだのを使わなければ十分だ。

 本体の方の電源には写真ではちょっとわかりずらいが、HDD電源、Srial電源、FDD電源、ビデオカード用6pin電源が残っている。拡張用?

 GeFORCE8800のように6pinを2つ使う場合は、HDD電源を6pinに変換すれば2系統確保できるだろう。

 写真のようにMicroBTXなのにスロットが5つある。これが専用品たるゆえんの一つ。正規のPCIexpress×16の内側にコネクタはないがひとつスロットカバーが用意されている。これで、スロットを一つ使わないで2スロット占有タイプのビデオカードが入れられるようになっている。そのため、バックパネルが普通のMicroBTXよりコンパクトに配置されている。クロスファイヤできる?とか言われているPCIexpressスロットだが、もう一つは×4のコネクタである。市販のマザーにあるような信号は×4だが、コネクタは×16というものではない。×4コネクタのビデオカードってクロスファイヤ用のでてるんですか?

 ビデオカードはRC72と同じSONY製(笑)7600GTと同じくSONY製の7600GS。7600GSもG73_P345と書かれたリファレンス基盤そのもの。ファンレスで一見GDDRメモリも覆っているように見えるが、ヒートシンクとは触れていない。DVI-DとD-subの2系統でHDCP対応となる。ファンレスなので静かだが、とても熱くなる。夏が心配なほどに。7600GTはRC72と全く同じものなので省略。
 MPEGボードは、ENX-39、DEIGOでRCと全く同じ。地上デジタル/BS/CSボードもピクセラ製のPIX-DT011が使われている。これもまったく同じ。詳しくは省略。