SONY PCG-U101(mobile NOTE)
YAN's VAIO SITE - U101 REVIEW - 2003.5.10

 Centrinoプラットフォームという新しい組み合わせは、Pentium-M+855PM/GM+Intel 2100LAN3Bの組み合わせをさす。このPentium MをベースにCeleronという名の特殊な組み合わせで作られているのがこのVAIO U101だ。外出用に小さいノートが欲しかったYANはその値段の安さも手伝って、今回衝動買いしてしまった(笑)のでREVIEWをします。

 このサイズで必要なものを詰め込んでいるためレイアウト的にもかなり工夫されている。全面はあまり使わない(^_^;)Memorystickがある。背面にはUSBが一つ。キーボード自体は、それなりである。長時間/いっぱい打つことは考えられない。まあ、割り切ればそれなりに快適な入力が可能だ。
 右側にはLANコネクタとAC、左にはPCカードスロットに、CRT出力、DC付IEEE1394とUSBがある。いずれもカバーが付いており、カバーははずしても写真のようになくさないようになっている。今回はUSBが2.0対応になっており、2つあるというのもとても便利だ。SRXを使っていてUSBが1つしかないのがかなり不便であったからだ。しかもUSB2.0になって、外付けHDDがバスパワーで簡単に高速に使えることもかなり便利だ。

 ポインティングデバイスはスティックタイプでYANにとってはThinkPad以来となる。相変わらずドリフト現象がたまにある。スタンバイ/バックライト切り替えスイッチはとても便利だ。ZOOMは解像度を800*600に切り替えるものだ。当然1024*768のパネルで拡大するので少しぼけた感じになる。また、縦横を切り替えて、768*1024として縦表示もできるが、YANの環境ではあまり使うことはなさそうだ。

 バッテリは底に敷く形となる。バッテリをはずしてACで使うためのダミーなどをつければ良かったかもしれない。6セルで2200mのものが使われている。
 大きさの比較。上からU101、SRX7F、R505となる。下の写真は広げたときに比較。左からR505/12インチ、SRX7/10.4インチ、U101/7.1インチとなる。U101単体だと厚みを感じるが、こうして並べるとSRXやR505とほとんど変わらない。大きさが小さいためにあつく感じるようだ。
 メモリの増設はキーボードをはずして行う。256MのモジュールはSONY製(!)のものでチップ自体は小さなものが表裏で8つ実装されている。512Mだとこれが2段となるようである。メモリスロットの上にはかなりの余裕がある。色々なところで書かれているが、U101のCeleronは特注のPentium Mベースのものだ。Pentium M自体、Pentium3がベース?(CPUIDがP3系になっている)のようで、クロックが600Mと低速であることから、SSE2が使えてもクロックがものを言う処理には思ったほど効果はない。用途を考えると十分であるといえるが。
 このサイズで無線LANを内蔵しているのだが、モジュール自体はminiPCIの汎用品が使われている。CentrinoではINTEL製しか使えないがもともとイレギュラーなCeleron(笑)無線LANモジュールもAMBIT Microsystem製のものが使われている。となれば気になるのは今後のg/aを含むトリプルバンドになったときに交換できるか?ということだと思われるが、ご覧のようにボード自体は汎用miniPCI品だが、コネクタは使用しておらず、専用のコネクタを介してマザーボードとフレキシブル線でつながっている。よって、将来的に交換することはほとんど不可能であるといえるだろう。
 さて、とりあえず簡易レビューである。続きは今後徐々に(^_-)
 とりあえず、セットアップを行った程度である。今回の延期は噂では液晶らしいが、色々なところでドット点灯や欠けの報告がされている。YANのものも6つの点灯、欠けはなしであった。かなり歩留まりが悪いと思われる。6つも点灯があるのだが、1つ1つが小さいのと端の方にあるので実用上ほとんど気にならない。FANの音はかなり静かな部類で、発熱もSRXに較べると少ない。HDDは東芝製の1.8インチMK3004GAHは使われており、少々カコンと音がする(笑)東芝製のつきもの(?)まあ、とりあえず、今回は風邪をひいているので、この辺で。