SONY PCG-R505R/K(MobilePentium3 850MHz) YAN's VAIO SITE - R505 REVIEW - 2003.4.26追加更新
以前(2年前)R505のレビューを簡単に書いた。なぜなら、このR505はi.Linkからのブートに対応したBIOSを持つノートだったからだ。今回、このR505の持ち主(いつもおなじみのF氏)が仕事用に使用していたのだが、IEEE1394の不調からGRV99なんていうノート・・・というよりラップトップっぽい(^_^;)ものを買ったので使わなくなったものだ。IEEE1394以外は別にどこも悪くないので引き取ってきたのだが、仕事場に置きっぱなしの機体。ほこりと汚れの山であった(^_^;)で、分解清掃とIEEE1394関係の修理(だめだったらチップを物理的に切ってしまおうかと)を兼ねて完全にバラしてみたので、レビューの更新を兼ねて紹介する。
YANは個人的に「すりすり」パッドは大嫌いで、多少厚みがあっても光学式トラックボールを愛用しているのだが、SONYお得意のジョグダイヤルがついている。確かに便利だが、何に使うか?といわれると上下にしか動かないのでは・・・・ 「ざぶとん」を引くといわいる普通の大型ノートなみの厚さとなる。FDDとDVD/CD-Rが内蔵されている。このR505はドッキングステーションとの接続をパラレルインターフェースではなくIEEE1394を使うことでピン数を減らしている。そこで、CDはIEEE1394接続となるため、IEEE1394CD-ROMからのブートをサポートする必要があったのだ。 DVD/CD-R/RWコンボドライブには、UJDA710が使われていた。今となっては時代遅れの誤認識の多いドライブだ。しかも、壊れていた(笑)
基盤自体はコネクタ部と端子部と分離されている。以外とすっきりしている。
ドッキングステーション内のIEEE1394-ATAPI変換チップには、EPSON製のSPC7281F0が使われていた。現在は新しい型番になっているATA33まで対応のフラッシュROM内蔵型のチップだ。PHYにはTIではなくて、FUJI製のMD8408Bが使われていた。上の写真の用に配置されており、PHYからまっすぐ背面のコネクタにのびている。 さて、冒頭でも書いたようにR505の最大の注目点はドッキングステーションに内蔵されているCDがIEEE1394接続されている点だ。つまり、IEEE1394接続されたCDからブートができるのだ。そこで、MP9120を内蔵したIEEE1394ドライブを接続してリカバリCDからブートできるか試してみた。結果は起動しなかったのだ。そこで、もしかして[SONY]得意のベンダーチェックをしているのかと思い、SONY純正のIEEE1394CD-Rである、CRW1(CRX140Eに換装済)を接続して同様のテストをしたところ見事にブートしたのだ!しかし、何でもつなげなければ一般的ではないだろう。ちなみに、起動時に組み込まれるドライバは1394 CD-ROMドライバなので、当然のようにIEEE1394 HDDからは起動しない。残念だ。その後、DRW1/2/3などでも同様にブートドライブとして使用できることがわかった。
さて、R505には大きく2つの種類がある。前期型のi815EMベースのマザーと、i830MGベースの後期型だ。今回のR505R/Kは一番最初のR505であるから、当然前期型となる。パームレストとキーボードは裏側のねじをはずすだけで簡単にはずすことができるが、左のようにするためには、側面のカバーをはずす必要がある。ヒンジ部分はZ505などと同様のはずしたかでOKだ。側面のカバーは爪のみではまっているので、丁寧にゆっくりはずせばOKだ。マザー表には、i815EMのノースとCPU、オンボードの128M分のSD-RAMと、LAN用のIntel82807Aが載っている。 R505の冷却システムは、かなりうるさい(^_^;)ACで使用すると本当にうるさいのだ。上の写真右がFANで左がヒートシンク&パイプ。で、FANと直結になっているのがi815EMのノースチップ。815なので、グラフィックが内蔵となるためなのか、FANによって冷却されるようになっている。左のシンクにパイプでつながっているのが、MobilePentium3 850MHz。右のFANによって冷却されるようになっている。・・・・・ここが一番汚れていました。埃の巣窟(笑)、よく、FANがまわっていたなってくらい。きれいにしました(^_^;) で、マザーの裏側。拡張コネクタ下に集中している。真ん中がi815EMのサウス82801BAMで、通常の82801BAと違い、Mが付いている?で、IAAが使えないのかもしれない?右のRICOH製のチップがPCカードコントローラ、左が問題の、IEEE1394チップであるTSB43AA22だ。これが不調(^_^;)なのである。とりあえず、半田をすべてあてておきました。今のところ動いている?ようなのですが怪しいので(笑) 通常、こんな分解をすることはないであろう。HDDの交換やメモリ増設程度ではパームレスト&キーボードをはずせばできるからである。クロックアップや、384M以上のメモリ増設など以外では。YANはそこまで必要性を感じてないので、やりませんが。850が1Gになっても大して変わりませんからねえ。