SONY PCV-RA71PS(SonyStyle CTO model)
YAN's VAIO SITE - RA71PS REVIEW - 2005. 2. 8
  さて、RA61/71/62/72/X90には、新型MPEGボードである、ENX-33(OLIVE)が使われている。このボードの目玉は2つ。暗号化対応のi.link関係とViXS製のXcodeIIと呼ばれるエンコーダーチップ。このXCodeIIの機能を使えるように追加ツールがダウンロードできるようになった。

MPEGエンコーダー機能拡張ツール

 XCodeIIの固有機能を使っているため、使用できる機種が限定されている。また、自由なビットレート等を設定できるため、DoVAIO等との完全な連携ができなくなる可能性があるため、正規のダウンロードではなく、「お楽しみダウンロード」扱いである。

 http://www.vaio.sony.co.jp/Enjoy/Download/MPEGBoardTool/


1.MPEGエンコードツール

 これは、単純にTV及び外部入力を任意のビットレートでキャプチャできるツール。DoVAIOのように予約はできないので、主な使い方は外部入力でVBRを使って・・・・・・・というような使い方であろう。音声のビットレートも選択できる。最高ビットレートは15MbpsでCBR/VBRも選択できる。


 市販のキャプチャボードのような事ができるようになり、かなり便利だ。コマンドツールもあるので、色々と応用範囲は広そうだ。ただし、DoVAIOの予約録画と併用はできない。当然だが(^_^;)。

2.MPEGトランスコードツール

 XCodeIIの特徴がこの高速トランスコード。MPEG2に限定されるが、本当に高速だ。当然、DoVAIOの録画と併用できる。



 上のキャプチャ画像を見ればわかるが、オリジナルのビットレートより高いビットレートは指定できない(^_^;)試しにDVD-RAM対応形式のMPEG2もトランスコードしてみたが、ドルビーの音声もトランスコードできるようである。音声についてはオリジナルのままで出力されるようだ。


 トランスコードについても、自由なビットレートを選択することができる。結構便利。これらのツールによって、OLIVEは市販のMPEGボードを含めて機能的にも画質的にもかなり良いものとなった。また、OLIVEの記録独自のDV-アナログ変換や暗号化対応のMPEG-TS記録等、これしかないというものも持っており、Type Rのデザインさえ何とかすれば、R63などの時のような良さを持っている機種だと思うのだが(笑)