日立LG GMA-4020B(DVD-Multi Recorder DRIVE)
YAN's VAIO SITE - GMA-4020B REVIEW - 2002.9.18

 早々に発表のあったDVD-Muti Recorderだが、ようやくドライブが購入できるようになった。Hitachi-LG製だがmade in Japanと書かれており、メーカー名も「Hitachi」のみであることから、このロットは日本で作られているようである。スペック的にはDVD-R 2倍/DVD-RW 等倍/DVD-RAM 2倍と標準的ではあるが、CD-R12倍/CD-RW8倍とCDの書き込みに関しても実用上問題のないスペックになっている。もちろん、DVDの0リンクやCDのバッファーアンダーラン防止機能もサポートしている。

 ご覧のように外観上は黒い筐体が特徴となっているが、一番驚いたのはその小ささだ。左の写真は、一番下が、Plextor PX-W2410で、真ん中がPioneer DVR-104である。小さいケースに入れると時など重宝するだろう。背面もご覧の通りだ。DVRなどと違ってFANはついていない。
 HITACHIとしか書かれておらず、made in Japanの記述もある。Rev A0となっている。
DVR-104
GMA−4020B
UltraDMA/33
DVD Write R/RW/RAM
2/1/×
2/1/2
CD Write R/RW
8/4
12/8
DVD Read
6
10
DVD Read R/RW
2/2
8/8
CD Read
24
32
CD Read R/RW
16
32
DVD Buffer Under RUN防止機能

(シームレスリンク)

CD Buffer Under RUN防止機能
 上記の表は、DVR-104との比較を表にまとめたものだ。
 基板の表面だ。直接半田されている線はアクセスLEDのもの。コネクタにすれば良かったのに(^_^;)
 ドライブ部分。確かに閉まるときの音はきになりますねえ(^_^;)開くときは静か。動作音もかなり静かで及第点。
 ご覧のようにNECのマイコンV850などフラッシュ/メモリ関係もNEC製が多い。基本的に、NECと日立のチップしか見られない(メモリの一部だけかな?違うの)CDのコントロールチップなどもどこかで書かれていたMediaTek社製など使われておらず、Hitachi内製のようだ。(RAWにも対応しており、SD2.5以降も焼ける(^_^;))
 CDの書き込み速度はご覧のように12倍速のCLVであった。読み込みは14−32倍速のCAVで、DVDの読み込みは4.5倍速−10倍速のCAV。まずまずの速さだ。
 左はDVR-103/104の変わりに入れてみたところだ。ボタンの位置等はぴったりであった。ちないみに下の5インチベイのドライブはToshiba製のDVD-ROMである、SD-M1612である。
 で、いつも通り両面テープでとめてみたところ、ぴったりであった。これなら気にならないですよね?少し傾いている?面倒だったので・・・・・・・・(^_^;)

 ちなみに、内蔵すると、SimpleDVDmaker等もきちんと使えました。(もちろん、DVD-RAMへの書き込みはできませんよ(^_-))アクセスLEDはやはりつきません。で、これやってて気づいたのですが、バルクのSD-M1612はアクセスLEDはやはりが光ります!やはり、純正で採用されている物はつくんですねえ。


 今後、出て来るであろう4倍速DVD-RやDVD+R、3倍速DVD-RAMなどが控えてはいるが、SafeDiscやCCCDなど、特殊な用途(^_^;)にも使いたい方にぴったしのドライブだ。DVD-RAMを本当に使いたい人は、Panasonicの同仕様と思われるLFD-521が出てからでも遅くはないだろう。4倍速DVD-RはPioneerのDVR-105やSONYのDRU-500など間近になってきている事を考えると、特殊な用途(^_^;)以外では値段の安さくらいしかメリットはないかもしれません。