SONY DRU-500A/DW-U10A(DVM4222FB)(DVD-DUAL DRIVE)
YAN's VAIO SITE - DRU-500A REVIEW - 2003.1.2

 DUALドライブといわれる、土R/RW記録機である、DRU-500A/DW-10Aだが、4倍速DVD-Rとファームアップによって、4倍速DVD+Rで記録することができる高性能機だ。

 ご覧のような外観であるが、はっきり言ってベゼルをはずすと、DRU-500もDW-10Aも同じなので(^_^;)省略する。
 ラベルはDRU-500Aのものをのせるが、DW-10Aもほぼ同内容だ。両製品ともMade in Japanとかかれている。それにしても、このドライブの消費電力はかなり大きめだ(^_^;)なんと、5Vが1.6A、12Vが2.0Aである。内蔵させるときには電源が、ケース等に入れるときにも電源には気をつける必要があるかもしれない。
 さて、ここまでの記事、DRU-500AとDW-10A(DVM4222)のレビューのはずなのに、1つしか書いて無いじゃないか?と言われるかもしれませんが、上がDRU-500Aのもの、下がDW-10Aです。まったく、中身はほぼ同じでした。使っているチップも主要は同じ。まあ、フロントと型番、ファーム以外に違いは無いといって良いと思われる。
 専用チップ群。すべて、同じものが使われている。
 
LF-D521
GMA−4020B
DRU-500A
UltraDMA/33
DVD Write R/RW/RAM/+R/+RW
2/1/2/×/×
2/1/2/×/×
4/2/×/4/2.4
CD Write R/RW
12/8
12/8
24/10
DVD-ROM Read
12
10
8
DVD R/RW /RAM Read
6(CAV)/6/2
8(CAV)/8/2
4(CLV)/2(CLV)/×
CD Read
32
32
32
CD Read R/RW
32
32
32
DVD Buffer Under RUN防止機能

(シームレスリンク)

CD Buffer Under RUN防止機能

 このドライブ、少し複雑だ(^_^;)うまく説明できるかわからないが、整理して書いてみる。まず、一番上が、DW-10Aの初期ファーム状態でのDVD-Rの読み込み速度だ。DW-10Aのこの状態は、DRU-500Aの買った状態と同じであると考えて良い。このファームでは、DVD-R/RW/4倍対応R/2倍対応RWすべてのメディアで読み込み速度はCLVの2倍速固定だ。(neroではP-CAVとでているが、単に0.01倍(誤差?)速度が変わったからであろう)DVD+R/+RW(4倍対応+Rはメディアが売ってません)はすべて、CLVの2.4倍速固定。で、下2つは、DVD+R4倍書き込み&4倍速読み込み対応の新ファームをあてたDRU-500Aのもの。たしかに、DVD-Rの読み込みはCLVの4倍速になっている。しかし、DVD-RWやDVD+RWはなんと2/2.4倍のままであった(^_^;)つまり、新ファームでは、DVD-R/4倍対応R/+RがCLVの4倍、DVD-RW/2倍対応RWがCLVの2倍、DVD+RWがCLVの2.4倍ということだ。(^_^;)なんかなあ。複雑。この中途半端な対応は何とかならなかったあのだろうか?書き込み自体は、きちんと使用通り4倍速で書き込みできる。時に問題はない。CDの書き込みは24倍速でZone−CLVなので、内周から16−20−24倍速とPower-Burnなる機能が強制的に働く。というわけで、評価が難しい(^_^;)ドライブであるが、現時点で、目的がオーサリング&動画が主であるという人には最強だ。このドライブの真価は、+と−がどうのというより、DVD−Rの4倍書き込みと、+RWが使えることであろう。ライトワンスは現時点では間違いなく、DVD-Rであり、実際にDVD作っている人にはわかるが、RWの試し焼きという作業は、ものすごく重宝する。これが+RWの方が使う安くはやいのだ。2.4と2ではたいした違いが無いと思われるが、実は全然違うのだ。他の処理などを含めると。というわけで、用途を考えると、このドライブはかなり欲しいドライブだ。+RWの4倍に対応してくれれば間違いなく買いであろう。