SONY CRX175E (24倍速CD-R)
SONYから発表された24倍速CD-RであるCRX175Eは、その価格が安いというのが特徴である。SONY独自の「Power-burn」なる、バッファーアンダーラン防止機能を初搭載している。当然、VAIOに搭載することを目的として注目している人は多いのでは?・・・・・というわけでREVIEWを書いてみた。
このCRX175Eは4/8/12/16/16-24の書き込み速度をもつ。バッファは2Mで、YANの手持ちソフトである、WinCDR/B's/DJ PRO/cone CDすべてで認識し、動作した。
基盤構成は、CRX140/160とはまったく違うものになっている。UltraDMAモードでは動作せず、PIO/DMAモードで動作させることになる。PIOモード時には20倍速が最大書き込み速度に制限される。
部品構成等は、CRX160とほとんど変わらないが、長さが左の写真のように短くなっている。
コントロールチップには、今までのCirrus製ではなく、独自のものが使われている。S2と書かれた、SONY/TIの設計らしい。
さて、本題のトレイ形状であるが、写真のようにほぼ同じ形であるが、ストッパーの位置/形状が違う。
さらに交換を不可能にしている原因として、「溝」の横幅が完全に違うのだ。上記のストッパーだけなら何とかなるが、この部分は致命的だ。
で、色は違うが、トレイをそのまま使って入れてみた。フロントベゼルの形状も違うために、蓋の固定には、2つの方法がある。両面テープなどで固定する方法とトレイを削って形状を合わせる方法だ。左は、位置決めのために両面テープで固定したときの写真だ。十分これでも良いと思う。
で、蓋を閉めてみたところである。ボタン等の配置は同じなので、この方法が一番簡単だ。ちなみに、両面テープがなかったので、車用の厚い両面テープを使ったので少し前に出ているが、普通のを使えば違和感はほとんどない。
RXの、CD-R/DVDのアクセスランプは、HDD用と一緒についている。これは、純正状態だと問題ないが、同じドライブでもファームを入れ替えたりすると光らなくなってしまう。つまり、この部分はファームで光らせているわけだ。ドライブを交換しても光らなくなってしまう。ちなみに、同じSONYでも市販版のCRX160Eにしたときも光らなかった。しかし、今回のCRX175Eはなんと光ったのだ。ファームは1.0g。やはり、次期VAIOにはこのドライブが使われるということか?