Victor GZ-MC200(MPEG movie)
YAN's REVIEW - MC200 - 2004.12.20

 DVカメラの編集で、一番手間だと思うのはキャプチャだ。プロでもない限り、編集はコンピューター上で簡単に行う人が大多数だろう。今なら最終出力はDVDであることを考えると、このMC200は気になる存在であった。で、VAIOとの連携を考え簡易レビューを行った。

 このMC200、とにかく小さい。マウスと比べた写真を見てもらえば一目瞭然。
 この「エブリオ」と呼ばれるMPEGカメラには、MC100とMC200の同スペックで形状が違う2つがある。格好はこのMC200の方がよいが、実用ならMC100だと思われる(笑)そう思う理由の一つが写真の角度までしか動かないカメラ部。もっと角度がつかないと結構不便である。
 写真左上のように、グリップ部の蓋を開けるとバッテリとCFスロットがある。バッテリは標準バッテリのみで実働1時間弱といったところだ。ちょっと少なめである。ショルダー型の外付けバッテリで3時間弱となるが、外部バッテリとコードでつなぐ必要がある。外部バッテリは通常のACアダプタをつなぐところにつなぐことになる。

 記録用のメモリスロットはCFとSDの2つ。CFはType 2対応なので、Microdriveが使える。購入時にはHITACHI製の4Gが付属する。CFとSDはほぼ同等の扱いで、動画、静止画、ボイスレコーダーの各モードでどちらに記録するかそれぞれ選択することができる。SDは1Gもかなり安くなっているので、便利な機能だ。

 一応、三脚が使えるようにはなっているが、穴の位置は良くない(^_^;)
 光学ファインダーはなく、液晶のみであるため、バッテリを節約するなどの技は使えない。画面はまあ、サイズを考えるとこんなものであろう。左の写真を参考にしてください。
 ムービー、静止画、ボイスレコーダーのモード選択と録画(録音)と再生を左のボタンとレバーで選択する。シンプルでわかりやすい部類であろう。動画は、MPEG2(音声ドルビー)、静止画はJPEG、ボイスレコーダーはWAVとなる。パソコンとの連携はとてもしやすいと言えるだろう。
 さて、VAIOと連携することを考えると、MPEG2+ドルビーというのは、TMPGEnc DVD Author を使えば、そのままDVDかできるという利点がある。ただし、編集するということを考えると、MPEG2で音声がドルビーであることを考えると、一度DV変換した方が良い。ちなみに、Click to DVDでは、音声が再変換されてしまう。

 これ使って気づいたのですが、RA71のCFスロットって使いにくい(^_^;)取り出しづらいです


 動画部分ですが、サンプルはいくつかのサイトにあるので割愛しますが、基本的に十分なものであると思います。ただし、屋内で少しくらい環境では白っぽいというか色が薄くなる傾向があります。それを除けば、記録用に使うにはとても便利だ。DVカメラと比較すると、取り込み作業が無く、MPEG2変換が必要ないため、DVD化を目的とするなら作業性はアップする。しかし、編集するなら、逆にMPEG2であることと、音声がドルビーであることがネックとなる。しかし、一度使うとかなり便利で、他メーカーもどんどん出して欲しい。