SHARP LL-T1620(16 inch LCD)
YAN's VAIO SITE - LL-T1620 REVIEW - 2002.5.8

 SHARPの新型16インチLCDであるLL-T1620は、この価格帯が17インチに移行しつつある中であえて16インチで投入された「液晶のSHARP」のASV&BLACK TFTパネルを使用した新型パネルを使用している。カタログスペック上では、視野上下左右170度、反応速度25ms、コントラスト比400:1、輝度300といったハイスペックとなっている。また、ノーマリーブラック仕様らしい(^_^;)ので、トランジスタ不良時には「点灯」ではなく、「消灯」になる。

 さて、BLACK TFTと言っているだけあって、黒はとてもきれいだ。輝度も高すぎて、落とさなければまぶしすぎるくらい。sRGB/標準/鮮やかという設定ができ、色の調整も可能だ。
 基本的に電源スイッチの他は、5個のスイッチで調整する。お世辞にも使いやすいとは言えない(^_^;)まあ、調整なんてDVIではほとんど無いし、一回あわせたら使わないのでどうでも良いが。
 背面はご覧通りだ。今の液晶はマウントに取り替えられるように、電源内蔵でパネルとスタンドが分離できるものが主流だ。写真のようにケーブルをスタンドにまとめることができ、結構良い感じだ。ちなみに、1W+1Wのスピーカーを内蔵している。この小ささではすごいが、期待してはだめだ(^_^;)ノートのスピーカーくらいの温室であるため、「ビジネスユースで音が確認できる」程度と思ってくれれば良い。逆に言うと、職場等ではかなり有用だ。
 端子群は写真のようになっており、手前からDVI-I、D-SUB15、LINE IN、電源となっている。つまり、入力1はアナログRGBで、入力2は、DVI-Iなので、デジタル/アナログ兼用である。ちょっと、余談だが、この1620は640*400をサポートしているのだ。そう、PC98シリーズにも使えると言うことか?(笑)
 大きさがとにかくコンパクトである。純正の15インチLCDとの比較が左だが、15インチとほぼ同じ大きさだ。電源を内蔵+スピーカー内蔵を考えると・・・・・・・・・・・・
 画面に関しては、展示してあるものを見比べると一目瞭然だが、他のものより1つきれいと感じる。値段的にNANAOのL565と較べる人が多いと思うが、L565も日立製のパネルを使用して、視野角も広く、1インチ大きいというアドバンテージがある。しかし、YANは、SXGAくらいでは、16インチで十分で、なによりこの輝度の高さと、黒のきれいさ、ノーマリーブラックなどからこちらを選択した。コンパクトなLCDが欲しい方には特におすすめだ。