SONY PCVA-HD04(i.link HDD)
SONYからやっとでたi.LINK HDDだ。DV編集等に使える転送速度を持った基盤がでるまで待っていたのか?カタログによると最大転送速度は20Mbyte/sとなっている。本当にそのスピードはでているのか?使用チップは?・・・・・・・・やっぱり買ってしまいました(^_^;)来年にはみんな速くなるのに。(ちなみに、上記写真の下はCRW1。上がHD04)
左上が蓋を開けたところだ。構造や部品のほとんどはCRW1と共通のようだ。左下は電源基盤だ。NMBと書いてある。機械的なスイッチではなく、ソフトウエアスイッチだ。これもCRW1と同じようになっている。
使われていたHDDは珍しくSeagate製のST340823Aだ。あまり売っているのも見かけない。5400rpmの20G/プラッタモデルだ。キャッシュは1M(だと思った(^_^;))
背面に大型のFANがついている。このためとてもうるさいのだ(^_^;)左下はフロントベゼルの蓋を取ってみたところだ。どう見てもCD-ROM/RWがつきそうだ。ちなみに、CD-ROMを入れても無駄です(^_^;)
MP−22と書かれた基盤でとてもまとまっている。左下が表、右下が裏である。
IDEコネクタは取り外せるようになっており、汎用だ。IEEE1394のPHYにはおなじみのTSB41LV03Aが使われている。コネクタは2つしか無いのに。なんで?(ちなみに、EPSON製のでも良かったと思うのだが。PHYはTI製がとても多い)
さて、肝心の変換チップは右下だ。EPSON製のSPC7282F0A1が使われている。10/2付けで発表された開発中とHPには書かれているSPC7281F0A1の改良版と思われる。本当に最新チップだ。基本的には同じ仕様と考えられる。でもフラッシュROMは内蔵だったと思うのだが?左下のチップも何だろう?
さて、肝心の性能であるが、環境として、
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name PCV-RX60K
Processor Pentium III 868.15MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 3]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[256K]
VideoCard NVIDIA GeForce2 MX 16MB (Sony)
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 261,664 KByte
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 1
Date 2000/10/24 19:52Intel(r) 82801AA Bus Master IDE Controller
プライマリ IDE チャネル
IBM-DTLA-307060
セカンダリ IDE チャネル
SONY CD-RW CRX140E
PIONEER DVD-ROM DVD-115を使用した。まず、YANのRX60KはDTLA-307060に入れ替えてある。これは、15G/プラッタで7200rpmの高速ドライブだ。IDE接続では、一番上の性能である。Readでは34MB/sもでている。
Read Write Copy Drive DTLA307060(ATA66接続) 34710
31458
29712
C:\20MB PCVA-HD04(DTLA307060) 20854
24065
11145
E:\20MB ST340823A(ATA66接続) 30566
30430
25681
D:\20MB PCVA-HD04(ST340823A) 21090
24351
12702
E:\20MB TAXAN FHD(DTLA307060) 11233
11755
7347
E:\20MB である。ごらんのように、カタログ通りの20Mbyte/sはでているようである。参考に載せたTAXAN製の倍近い値だ。とてもきびきび動く。DTLAとST340823Aの差が少ないが、5400rpmでもプラッタ密度が高いことと空であることが原因だ。DTLA307060は半分以上使用されているので、空ならもう少し高い値がであるはずだ。このことから、PCVA-HD04は現時点で申し分ないパフォーマンスと純正品ならではの付属ソフトが魅力だ。もちろん、VAIOカラーとデザインが好きな人には絶対だろう(笑)大きさが気にならない人にはおすすめだ。