Century Sppedzter 2(s800対応2.5HDD CASE)
YAN's VAIO SITE - CSZ25FUB REVIEW - 2003. 1.12

 発表されてから随分とたつIEEE1394bだが、まあ、あまり普及していない(^_^;)OXFORDからもOXUF922という1394B/USB2.0対応の新チップが出ているが、これこそ2.5インチの両用ケースにぴったりだと思っていたのだがなかなか出てこなかった。このCenturyのCSZ25FUBは市販で買えるたぶん最初のOXUF922の製品なので早速買ってみた(笑)

 コネクタは左からIEEE1394a(6pin)、IEEE1394b(9pinバイリンガル)、miniUSB、ACアダプタとなっている。それぞれバスパワーで動かすことができる。USBは2.0/1.1対応で、DCインは5Vだ。試しにUSBから5Vをとるケースをつないでみたが動作した。
 基盤上の主なチップは当然OXUF922とPHYであるおなじみTI製のTSB81BA3、外部フラッシュの39LF100の3つだけだ。
 とりあえず、いつも通りテストした。HDDにはたぶん2.5インチの一般的に買えるHDDでは最速のひとつであろうHitachi製のHTS726060M9AT00 を使用した。7200rpm、8Mキャッシュ、60Gの容量だ。いつものHDBenchを行うと、READ 38309 、WRITE 35225である。3.5インチと比べてもちょっと遅いくらいである。全く遜色ない。S400インターフェースで同じみのOXFW911を使用してST3160023Aで測定すると、READ 31343、WRITE 27645であるから、IEE1394bの効果がはっきりと出ていることがわかる。上はHD Tachのものだ。これからもHDDの性能よりインターフェースの方が上回っていることがわかる。Burst時(キャッシュヒット時)には69.5Mb/sにも達している。
 上記は同じCSZ25FUB+HTS726060M9AT00をUSB2.0接続したときのものだ。マシンはRZ73CPを使用しているので、インターフェースにはICH5が使われている。あきらかにHDDの性能を生かせていない。頭打ちになっている。OXUF922の変換速度がネックなのかわからないが、IDE-USB2.0変換チップにNEC製のD720130を使用して計測してもほぼ同様の傾向を示すことから、もしかしたらICH5を使用したUSB2.0の限界なのかもしれない。IEEE1394接続とUSB2.0接続時の一番の違いは、CPUの占有率といわれている。たしかにかなり違いが出ている