CUSL-LX POWER UP
このページでの交換・追加は、比較的簡単に行える。基本的にはドライバー1本で出来るのだ。元に戻すことも容易だ。しかし、ある程度のリスクはあり、基本的な分解は出来ることが前提なので、交換に際しての細かい手順はあえて載せていない。敷居が高いかもしれないが、誰でも最初はあるので、リスクを覚悟した上でご自分でトライして覚えてください。YANはそれが、改造の前提条件だと思っている。質問はわかる範囲でお答えしますので。自作機を組み立てる程度の知識が必要です。
1.メモリの増設
PC133メモリを増設する必要がある。CUSL-LXは、メモリのSPDから情報を読みとり、自動的にメモリクロックを設定するようになっている。つまり、PC100メモリを入れるとどんなにオーバークロック耐性が高くてもメモリクロックが100MHzになってしまう。その時、CPUがFSB133MHz用ならCPUクロックはFSB133MHzのままだ。ソフトメニューなどではクロック比を変えることは出来ないのだ。よって、きちんとSPD情報が書かれたPC133メモリを増設しないとメモリクロックが133MHzで動作しない。せっかく815チップセットを使ったマザーなのだからメモリクロックは133MHzで動作させたい。もちろん256MタイプのSD-RAMも使える。ただし、DIMMスロットは2本しかないので注意が必要だ。
2.HDDの交換・増設
i815を使用しているCUSL-LXはATA66に対応している。一般的に市販されているIDEドライブならどれでも付けることが出来る。
新しい、RXシリーズの筐体では、この位置にHDDが移動している。2台入るようになっているし、コネクタも電源もある。しかもフレーム自体がワンタッチで取り外すことができ、とても便利だが、ねじ穴の位置が悪く、増設したHDDは少し奥に入ってしまう。コネクタを抜きにくくなっているのは残念だ。これに伴いケーブルも短くなっている。注意が必要なのは、プライマリはATA66対応ケーブルだが、セカンダリはATA33までだ。しかも長い。
3.CPUの交換
CUSL-LXはFC-PGA対応のソケット370が使われている。よって、CPUの交換にはソケット370タイプの物を使用する必要がある。FSBは自動切り替えで66/100/133が設定される。というより、自動しかないので、オーバークロック動作は基本的には出来ない。
※Celeron(PPGA)
こんな物を入れる人はいないと思いますが(^_^;)試しに余っていたCeleron300Aを入れたのだが動作しなかった。
※Celeron2(FC-PGA)
これは無意味である。現時点でのCeleron2はコアこそCu-mineとほぼ同じ物が使われているが、FSB66MHzのものしか存在しない。せっかくFSB133MHz対応のi815を使用して733/866のPentium3が入っているのに交換する必要は無い。
※Pentium3(FC-PGA)
もちろん、使用可能だ。上記でも書いたが、どうせならFSB133MHz対応の物を買うべきである。自作機の世界でもおなじみだが、コアクロックをあげるより、FSBをあげる方が動作は速くなるからだ。しかし、標準の866/1000以上のCPUに変えるメリットは現時点では多くないだろう。というより、現時点では存在しない。RX60Kにしても、CPUFANを取り付けるためには標準のプラスチックカバーをはずす必要がある。現時点での高クロックPentium3は発熱が多いため、ヒートシンクだけでは不安定になる可能性がある。よって、うるさくなることは承知で、プラスチックカバーを電源からはずし、CPU FANを付けるしかない。マザー上のCPU FANコネクタはRX70K用に実装されているので、簡単につけることは可能だ。CPU周りにも余裕があるので、市販のCPU FANが使える。
このページの交換・増設は、比較的簡単に出来ますが、メーカーの保証が受けられなくなる可能性があります。また、交換に関わって他の部品がこわれることも考えられます。ここの情報は個人的実験、交換、改造等の情報が含まれます。このページの情報をもとでの交換・改造は個人の責任において行ってください。
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