Windows2000の導入を考える

 さて、VAIOにWindows2000を導入することを考えている人は多いであろう。従来機種での制限や注意点をまとめてみた。


 Sシリーズでは、S6*0を除いて特殊なハードは使われていない。よって、簡単に導入できる。SONYアプリについては、「DVgate Ver.2.1アップグレードキット」を使うことによってDVgate系のアプリを使うことができる。ピクチャーギア等についてもアップグレードエリアでのバージョンアップができるため、問題はない。しかし、MediaBarについては何のサポートがないが、なくて困るものではない。S6*0では「Giga Pocket Ver.3.0 アップグレードキット」を使うことによって一応、Windows2000で動かすことができる。しかし、スタンバイモードが使用できないことや、S端子での動作不安定など、いくつかの不具合がでる。
 RシリーズではR*3以降と以前では大きく異なる。RシリーズでのVAIOたる特徴はMPEG2ボードとGIGAであろう。その心臓部ともいえるMPEG2ボードが違うのだ。R*3以前はENX-11が以降はENX-13が使われている。それ以外のハードについては、基本的に関係ないからだ。Dvgate系に関しては、上記で述べているように、「DVgate Ver.2.1アップグレードキット」を使うことによって実現することができる。自分の機種のバージョンを確認するとよいだろう。

「ENX-11」

 S6*0では「Giga Pocket Ver.3.0 アップグレードキット」を使うしか方法はない。この中にENX-11用のW2Kドライバが非サポートで含まれているからだ。しかし、このドライバには問題が多すぎる(^_^;)

 1.Windows終了時にブルーバック画面になり、再起動して終了できない

 2.ACPIに対応できない(つまり、STR関係は全滅)

 これらは、ENX-11+W2Kドライバの組み合わせで起こるものなので、回避のしようがない。これでは、VAIOの特徴がなにも生かされないのだ。

「ENX-13」
 R53とRX5*が対象となる。ドライバ自体もSMBE.SYSは共通のWDMドライバが使われており、ACPIにも完全対応しているため、STRも実現できる。問題はアプリケーションだが、アプリケーション自体はWindows2000でもほぼ動く(全部をチェックしたわけではないですよ(^_^;))のだが、「Sony Shared Library」が付属のリカバリCDではfor windows98/Meしかついていないのだ。これのfor Windows2000が必要になる。「Sony Shared Library アップデートモジュール(SonySLib_W2K_Desk.exe) 」がダウンロードできるようになっているので、SONYのホームページからダウンすればよい。

 以上のように、VAIOらしい特長を生かしたまま(GIGAとSTR)Windows2000を使うためには、ENX-13搭載機種を手に入れるしかない今後のWindowsはNT系に統一されるので、将来を考えた場合、R*3以降を手に入れることをおすすめする。中古市場でも今後はENX13搭載機種とそれ以前では大きく差がつく可能性もある。NT系の導入を考えている方は、ENX-13にしましょう。

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