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さて、通常のレビューでもなく、特にGAにこだわりのないYANがこれを買ったのには訳がある(^_^;)RADEONは、9500/9500pro/9700/9700proの4つにR300と呼ばれるDirectX9対応のコアが使われている。それ以外はDirectX8世代のコアだ。ちなみに、GeFORCE系はすべてDirectX8世代だ。NIVIDIAのDrirectX9世代は、もうすぐ登場するGeFORCE FXまで待たなくてはならない。話がそれるが、DirectX9世代は、S3とか各社が復活して色々と特徴を持った(たとえばHDTV出力対応等)カードが発表されている。NVIDIA vs ATiという2極で硬直気味だったビデオカードもおもしろくなるだろう。さて、話を戻すが、YANが買ったボードはATi純正ではなく、SAPPHIRE製の9500 128M版だ。 |
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R300コアを利用した9500/9700は、ちょっとずつ差をつけられている。頂点の9700proはコア315/メモリ300(DDR)であり、それをコア275/メモリ270に落としたのが9700。さらにメモリアクセスを256bitから128bitに制限したのが9500pro。それをさらにパイプラインを8から4に制限し、メモリも128から64Mに落としたのが9500という事になる。ところが、このSAPPHIRE製のRADEON9500はPROでも無いのになぜか128Mのメモリを搭載し、メモリアクセスも256bit(らしい)のだ。しかも、写真の基盤デザインをみると9700系とそっくり(^_^;)で、FANにもなぜかATiのシールが貼ってある。(ちなみに、YANが買った9500はP/Nも-30で、FANも羽の数が多い新型基盤の方であった。)知っている人は知っていると思いますが、あるチップを移動するとパイプラインが8であるところの9700と同じような動作をするらしい(笑)という「おもしろさ」につられて買ったというわけです(^_^;)ちなみに、AGPだけでは電源が足りないため、左写真のように電源供給をしなければならない。0.15プロセスコアであるため発熱はかなりある。筐体内冷却が難しいVAIOでは、オーバークロック動作は期待しない方がよい。FANコントロールもしてるし。1つ下のPCIをあけるつもりなら何とかなるかもしれません。 |
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メモリにはInfineon製のDDR SGRAM、3.3nsのものが使われていた。あまり耐性は高くありません(^_^;)300もだめ。まあ、もともとOCする気はなかったので。コアの方はかなりのところまでOC可能。だが、発熱が嫌なので定格使用している。実用的にOCしてもベンチの数値にしか表れないので、YANの使用環境ではまったく意味がないからだ。 |
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コネクタは、D-SUB15pin/S-VIDEO/DVI-Iが付いている。DVI-D接続が前提なので、これがないと(^_^;)以前のRADEONであったDVI接続時の不具合もこのボードではVAIO付属15インチLCD/LLT1620ともにまったくない。と、ここまでは、概要説明であるが、VAIOユーザーには2つの問題がある。STR動作とGigaの相性である。Matrox系は比較的不具合が少なく、GeFORCEは純正採用されているため、VAIOユーザーが取り替える際にはよく使われるようである。RADEONは、初期の頃に不具合が多く、特にVAIOユーザーには使われることは少なかったようである。 |